旦那様は冷徹社長!?~政略結婚は恋の始まり~
「でも……」
不安気な顔をしていたのだろうか、彼は真剣な眼差しで私を見つめる。
「大丈夫です。瑞希さんが俺を守ってくれたように、俺も瑞希さんを守りますから心配しないで下さい」
彼は私の手を握ったまま、その手を自分の唇に持って行く。
私の手に彼の柔らかな唇を当てるとクスっと笑った。
――!!
その艶かしい彼に思わず顔が真っ赤になるのが分かり、キスをされた手を思わず凝視した。
「あの人達にはいい薬になったでしょう。法事は終わりましたし、帰りましょうか」
彼はゆっくり私の手を離すと身支度を始めた。
「……はい」
キスをされた右手を左手で覆う様に重ねると彼に見えないようにそっと胸に当て、高鳴る鼓動を静ませた。
――――――――――
――――――
不安気な顔をしていたのだろうか、彼は真剣な眼差しで私を見つめる。
「大丈夫です。瑞希さんが俺を守ってくれたように、俺も瑞希さんを守りますから心配しないで下さい」
彼は私の手を握ったまま、その手を自分の唇に持って行く。
私の手に彼の柔らかな唇を当てるとクスっと笑った。
――!!
その艶かしい彼に思わず顔が真っ赤になるのが分かり、キスをされた手を思わず凝視した。
「あの人達にはいい薬になったでしょう。法事は終わりましたし、帰りましょうか」
彼はゆっくり私の手を離すと身支度を始めた。
「……はい」
キスをされた右手を左手で覆う様に重ねると彼に見えないようにそっと胸に当て、高鳴る鼓動を静ませた。
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