旦那様は冷徹社長!?~政略結婚は恋の始まり~
料理を並べたテーブルの横にゴミ箱を置くと、綺麗に盛り付けをした料理を次々とゴミ箱に捨てていく。
嘘つき……。
「……っ」
――嘘つき嘘つき嘘つき!!
投げつけるように捨てていく料理と瞳から大粒の涙が一緒にゴミ箱へ落ちていく。
一緒にお祝いしようって言ったじゃない!祝えないなら期待させるような事言わないでよ――!
「うっ……ひっく……」
ポロポロと涙を流しながらそれを拭うこともせず、次々と料理を捨てていく。
こんな事になるなら初めから一人で祝えばよかった。
買って来た花も料理と一緒に捨てると最後にケーキが残った。
『ケーキ楽しみにしてます』
朝出ていくとき笑顔で彼は私にそう言った。
「……食べる気なんてなかったくせに……」
苺のホールケーキが乗ったお皿を取り、暫くケーキを見つめると涙と一緒にゴミ箱へ捨てた。
嘘つき……。
「……っ」
――嘘つき嘘つき嘘つき!!
投げつけるように捨てていく料理と瞳から大粒の涙が一緒にゴミ箱へ落ちていく。
一緒にお祝いしようって言ったじゃない!祝えないなら期待させるような事言わないでよ――!
「うっ……ひっく……」
ポロポロと涙を流しながらそれを拭うこともせず、次々と料理を捨てていく。
こんな事になるなら初めから一人で祝えばよかった。
買って来た花も料理と一緒に捨てると最後にケーキが残った。
『ケーキ楽しみにしてます』
朝出ていくとき笑顔で彼は私にそう言った。
「……食べる気なんてなかったくせに……」
苺のホールケーキが乗ったお皿を取り、暫くケーキを見つめると涙と一緒にゴミ箱へ捨てた。