旦那様は冷徹社長!?~政略結婚は恋の始まり~
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 ハッとして顔を上げるといつの間に部屋が真っ暗になっていた。

 どうやらそのまま眠ってしまったようだ。

 慌ててリビングへ行くと彼がテーブルの上でパソコンを開き何やら仕事をしていた。

「起きましたか。今日引越しで疲れましたか?」

「すいません……」

「謝る事はありません。気を張って貴女も疲れたんでしょう」

 彼はパソコンを閉じると立ち上がり私の傍まで来た。

「……泣いていたのですか?」

「え?」

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