闇に光を…
傷つけ~
私は、頭の中が真っ白
気づいた時には、
手にジッポを握りながら
ジッポのふたを開け
ふたの部分を眺めながら
何度も何度も何度も
腕を引っ掻いた
皮が捲れて血が出ながらも
無意識に引っ掻き回す。
それだけじゃ気持ちが晴れず
爪で何度も何度も引っ掻いた
唇も強く強く噛んでいて
口の中では、血の味がしていた。
………もう、居たくない。
次の日から私は、
何か理由をつけては、
帰らぬ日々
家に帰るのは、
着替えか仮眠か風呂 のみ
それ以外は、友達の家か
友達の家がダメなら
独りで安いホテルに泊まる