正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
茉莉花達にピシャリと言い放つ。
「……花鈴がキレた」
ボソッと呟いた涼哉に微笑む。
「ふふふ、涼哉聞こえるからね⁇」
「……(花鈴、コワッ!!!)」
「因みに言っとくけど、私ちょっとイラってしただけでキレて無いからね♪」
この時、涼哉達3人は思った。
「「「………(花鈴だけは怒らせないようにしよう)」」」
………と。
「で、あんた達はいつまで言い合ってるつもりなのかしら。涼哉と私の身にもなってくれる⁇」
「「……ゴメン」」
「それに、人の話は最後まできちんと聞きましょうね⁇」
この時、涼哉は怖すぎて花鈴を見れずにいたのでした。
「……祭りはダメだからな」
……ここに来てまだ言う⁇
「ちゃんと最後まで話聞いてた⁇日本語理解してる⁇」
「分かってるつーの」
……うふふ、花鈴ちゃんさっきよりもイラってきたぞ。
「じゃあ、言ってあげる。馬鹿なの⁉︎お馬鹿なの⁉︎お兄ちゃん」
ふふふ、そろそろ怒っちゃうぞ花鈴ちゃんも。
「お兄ちゃんは私達2人で行くって言ったからダメなんでしょ。そこを変えれば別にお祭りに行って良いよね⁇」
核心を突けば黙ったまま、コクリと頷く郁斗。
「で、茉莉花は何が何でもお祭りに行きたいんでしょ⁇」
「……ええ」
今度は茉莉花が頷く。