正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「じゃあ、お兄ちゃんと涼哉も入れて4人で行けば文句ないでしょう⁇」
「……でも涼哉は平気なのか⁇」
チラッと涼哉を見て不安そうな郁斗。
「別に、25日は暇だけど⁇」
涼哉の返事に黙り込む郁斗。
「さっき、4人でお祭り行こう⁇って言いたかったのにな〜」
「……うぐッ……」
「ちゃんと最後まで聞かずに答えるんだもんな〜⁇」
「……分かったよ。行こう4人で祭り」
しばらくして、郁斗が折れたのでした。
「……ふう。あースッキリした♪」
「「「………(アレだけ言えばスッキリするだろ)」」」
「……(何あの子。凄まじく怖かったんだけど)」
「……(アレでちょっとイラってしてなんだろ⁇キレたらどうなるんだよ)」
「……(やっぱ、この夏休み中ずっと勉強と修行してたからなのか⁇)」
「……(それにしちゃ、怖すぎだろ)」
「……(前はあんな怖くなかったのに。花鈴ったらどうしたのかしら)」
「……(キレた時のことは考えるのやめよ。恐ろしすぎる)」