正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜



「じゃあ、お兄ちゃんと涼哉も入れて4人で行けば文句ないでしょう⁇」




「……でも涼哉は平気なのか⁇」




チラッと涼哉を見て不安そうな郁斗。





「別に、25日は暇だけど⁇」




涼哉の返事に黙り込む郁斗。





「さっき、4人でお祭り行こう⁇って言いたかったのにな〜」




「……うぐッ……」




「ちゃんと最後まで聞かずに答えるんだもんな〜⁇」




「……分かったよ。行こう4人で祭り」




しばらくして、郁斗が折れたのでした。





「……ふう。あースッキリした♪」




「「「………(アレだけ言えばスッキリするだろ)」」」




「……(何あの子。凄まじく怖かったんだけど)」




「……(アレでちょっとイラってしてなんだろ⁇キレたらどうなるんだよ)」




「……(やっぱ、この夏休み中ずっと勉強と修行してたからなのか⁇)」




「……(それにしちゃ、怖すぎだろ)」




「……(前はあんな怖くなかったのに。花鈴ったらどうしたのかしら)」




「……(キレた時のことは考えるのやめよ。恐ろしすぎる)」




< 111 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop