正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜



「もうこんな時間なの⁉︎」




「ギリギリね。あ、もう来てるわよ」




茉莉花が窓から玄関の方を見て確認した。





「行こうか」




小さいバックを持って茉莉花の家を出る。





「……あら、もう行くの⁇」




リビングに顔を出すと居たのは茉莉花のお母さんである麻奈(まな)さん。





「……茉莉花も花鈴ちゃんもとってもその浴衣似合ってるわ‼︎」




「ママ、行ってくる」




「麻奈ママ、お邪魔しました」




「ふふ、いってらっしゃい2人とも。楽しんでね〜」




麻奈ママに挨拶して家を出る。





下駄を履いて少し急いで出ると丁度6時。





「2人ともごめんね⁉︎待った⁇」




「遅くなってごめんなさいね」




待たせた事を謝るも郁斗と涼哉からの返事が無い。





チラリと2人の事を見ると。





「「…………」」




何故か目を見開いて固まっている。





「どうしたの⁇郁斗も涼哉も」




固まってる2人に聞いても反応なし。





「……あー、そういう事」




茉莉花は何か分かったみたいだけど。





私にはさっぱり分かりません。




< 116 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop