正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
2人の距離
「ホント⁇お世辞は要らないからね」
「お世辞じゃないからな⁇花鈴に合ってて可愛いじゃん」
普通の顔でそれよくサラッと言えるよね。
「郁斗、ありがとう♪」
嬉しいけど、自分の片割れに言われるよりも涼哉に言われたい。
………って、私いまなんて思った⁉︎
り、涼哉に言われたいって、ええ⁉︎
い、一体自分はどうした⁉︎
お祭りでテンション上がってるからなの⁉︎
いやいやいや、何を変な事考えてるんだ。
「………きっとそうだ。ちょっとテンション上がってるからだ」
「花鈴、どうしたんだよ。もうあいつら行ってるぞ⁇」
「う、うわぁ⁉︎って、え⁉︎あ、ちょっと待ってよ郁斗、茉莉花‼︎」
「ったく。ほら、行くぞ⁇」
涼哉に言われて茉莉花と郁斗が先に歩いてる事に気がつく。
涼哉と歩きながら、さっきの思った事を否定する。
でも、少しドキドキしてるのは緊張してるから⁇
「そっか、私郁斗以外の男の子と何処か行くの初めてなんだ」