正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
私がそう答えれば。
涼哉は私の手を普通に握ってあんず飴の出店へ連れてってくれる。
「……り、涼哉‼︎手…」
驚いて声を上げるけど。
「この人じゃ、花鈴と逸れたら終わりだろ⁇」
何かを企んだ様な微笑みでそう言われる。
……な、何よそれ⁉︎
……でも、なんだか涼哉がカッコよく見えてしまったから悔しい。
手汗かいてたらごめんなさい。
よく分からないことを、心の中で謝っておく。
「ほら、着いたぞ⁇何食べるんだ⁇」
あんず飴の出店に着いていた様。
「蜜柑‼︎でも、あんずも捨てがたい……」
「じゃんけんで勝ったら2個食べれるってよ⁇」
「いらっしゃい‼︎じゃんけんするのはお嬢さんかい⁇」
お店のおじさんとじゃんけんをする事に。
「じゃんけんぽん‼︎……おめでとう〜‼︎好きなの2つ持っていきな」