正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「もう‼︎なら始めにそう言ってくれれば良いのに‼︎」
「なんか言いづらくてさ。ごめんな花鈴」
「別に郁斗も甘いの嫌いだから私は大丈夫だよ⁇」
「え、そうなのか⁇普通に女子からクッキーとか貰ってるけど」
意外そうに目を見開く涼哉。
「貰っても郁斗は全く食べてないよ⁇食べるのは桜達だから」
貰ってもあいつは絶対に食べない。
いつも私か桜達にあげてるの。
それを教えれば納得した様に頷いていた。
「そういう事か。だから聞いても覚えてないっつてるのか」
涼哉は郁斗に1回聞いた事があるみたい。
「そ。だから郁斗にあげちゃいけないの」
郁斗で思い出したのか涼哉がケータイを確認すると。
「……いつの間にか返事返ってきてる」
そう言ってケータイを見せてもらうと。
《花火終わったら公園で合流な》
と郁斗から返信が。
「公園って何処のだよ。花鈴分かるか⁇」
「うん、わかるよ」
「なら、大丈夫か」
涼哉は郁斗に《了解》と返信すると。
「そろそろ花火始まるんじゃね⁇」
「そっか」
「……っていつの間に、全部食ってたんだよ⁉︎」
「えへ♪全部美味しかったよ〜」