正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
得意げに言えば、呆れた様に笑う涼哉。
「食い意地張ってるだけあるな」
涼哉に言い返そうとすると。
ーードンッ!!!
花火が上がる。
「………花火。綺麗」
「本当に綺麗だな」
次々と打ち上げられる花火を私達は静かに見続けていた。
花火を見ながら、ふと隣にいる涼哉を見ると。
涼哉もあたしを見ていて。
「……花火、見ないの⁇」
「それは、花鈴もだろ⁇」
なんだか可笑しくなって2人で笑ってしまった。
それからまた花火を見て。
「花火、綺麗だった〜‼︎」
「確かに凄く綺麗に見えたなここから」
「でしょ⁇涼哉、この場所は秘密だよ⁇」
悪戯っ子みたいに笑って涼哉に言う。
「……ッ!!!」
「……私と涼哉だけの2人だけの秘密♪」
「………お、おう。言わねえよ」
「絶対だよ⁇……って顔真っ赤だけど大丈夫⁇」
涼哉の顔が真っ赤に染まってた。
「……大丈夫だよ。(心臓に悪すぎるんだけど)」
「そっか。なら、郁斗達と合流しに行こ」