正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
大丈夫だって言うなら平気だよね。
気にすることなくそう結論付けて涼哉に声を掛けると。
私達は神社を後にした。
カランカランと下駄を鳴らしながら涼哉と公園を目指す。
「……あ、もう来てる」
公園に着くと郁斗達が既に待っていた。
「……遅かったわね⁇それにしても随分と仲良くなったみたいで」
「……なんとも複雑な気分だな」
茉莉花と郁斗は私達が手をつないでるのを見てニヤニヤと笑っていた。
「……ち、違うよ⁉︎私が人に流されそうだったのと、転びそうになったからだよ⁉︎」
慌てて繋いでいた手を離して説明する。
「あらあら、花鈴ったら必死ねぇ⁇」
………意味なかった。
暫くからかわれていたけど。
「……帰るか」
郁斗の一言で帰ることになった。
涼哉とは公園で別れて、家に帰った。