正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
私はアレから諦めて、みんなが落ち着くまで廊下に出ていたのでした。
そして、どうにか。
始業式を行うために体育館へ移動し。
今は始業式が始まるのを待ってるのだけれど。
「………なかなか始まらないね」
「……いつも遅いよねぇ」
「さっさと始めなさいよね」
「ただ待ってるのも辛いんだけど」
上から私、春奈、茉莉花、奈々で文句を言う。
「……花鈴、早く教室戻りたいんでしょ」
ーーギクンッ!!!
奈々に図星を突かれる。
「……教室に戻りたいって言うかお家に帰りたい」
だって、明らかにチラチラと周りの人から見られてるんだもん。
恥ずかしすぎてこの場から消えてしまいたいです。
「花鈴ちゃん、さっきからソワソワしてるもんね〜」
春奈、他人事だからってそんな呑気に言わないでよ〜‼︎
「花鈴ったら、早速皆の注目の的だものね♪」
なんでそんなにご機嫌なの茉莉花は⁉︎
「ホント、変装止めただけでコレって」
奈々はなんで感心してるの⁉︎
それもなんか茉莉花も奈々もニヤニヤしてるし‼︎
春奈はいつもよりもニッコニッコしてる‼︎
「………ぅぅ。ホントに帰りたい」