正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「……え、だから。前よりも話すようになったくらいだよ⁇」
ちょっと2人の雰囲気に押され気味な私。
「前よりもって⁇んん⁇」
こ、怖いんだけど‼︎郁斗、怖いって‼︎
「文化祭の準備もあるから、その事とか。後はクラスとか、授業の事とか……」
とりあえず、何を話したのか伝えると。
「……文化祭ねぇ。花鈴ちゃん⁇」
「な、何でしょう⁇涼哉さん」
黙ってた涼哉にビクビクしながら答える。
「文化祭ってなにやるの⁇」
よ、良かった〜‼︎まともな質問‼︎
「リアル人生ゲームだよ」
ほっとしながら教えると。
「……そんなに心配なら、何かすれば良いじゃない」
ずっとニヤニヤと笑って見てた茉莉花が口を開いた。
「……郁斗は双子だってバラせば良いじゃない」
「……そ、そうだな(タイミングが無いんだよ‼︎)」
「……あ、そうだね〜‼︎双子だってまだ言ってないもんね‼︎」
全く意味の分かってない花鈴。
「……花鈴」
「涼哉、なに⁇」
「文化祭、一緒に回るか⁇」