正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
そして、次の日。
郁斗と涼哉は目の当たりにするのです。
花鈴のモテっぷりを。
それは3時間目の体育での事。
「今日の体育は色々あって1組と3組合同だから。因みに女子と体育館半分で」
朝のHRで担任から言われる1組と3組。
それぞれのクラスで歓声が上がった。
1組では男子達が。
『花鈴ちゃんと一緒……‼︎』
これを聞いて、嬉しいけど、不機嫌になる郁斗と涼哉。
一方、3組では女子達が。
『郁斗様と涼哉様と一緒……‼︎』
他の子達が浮き足立つそんな中、花鈴と茉莉花は顔をしかめるのであった。
そして、あっという間に3時間目はやって来て。
「なんで、彼奴らと一緒なのよ。絶対に授業にならないじゃない」
「ホント。あーあ、カラダ動かしたかったな〜」
「男子のやる競技の観戦という授業なんて嫌よ⁉︎」
「あの2人のクラスと一緒って時点でそれだよね」
花鈴と茉莉花はぶうぶうと文句を言いながら体育館に向かうのであった。