正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「全く、涼哉がコイツ大丈夫か⁉︎って目で見てたんだからね⁇」
「……あいつが⁉︎」
「そうだよ、ちゃんと説明してよ⁇」
さてと、教室戻ろっと。
女の子達からの視線が痛くて痛くてしょうがない。
「じゃあね〜」
ヒラヒラと手を振って、私は茉莉花と体育館から逃げる。
さっさと制服に着替えて、教室に戻ると。
「……あ、花鈴。お疲れ様」
「花鈴ちゃんお疲れ〜」
奈々と春奈が居たのです。
「ありがと、2人とも」
それにしても、あの様子じゃ後で絶対に何か聞かれるな〜。
「あーもー、疲れたぁ〜‼︎」
しばらく自分の机に伏せていると。
「他の人達も戻って来たみたいね」
教室がうるさくなり始めたから分かってますよ。
……返事はしないけどね。
面倒くさいし、疲れたからホントに寝ちゃおうかな。
なんて考えていると。