正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
双子宣言
「あれ、花鈴どうしたの⁇」
……アレ、誰が私を呼んだ声が聞こえる。
「あ、なっちゃん〜‼︎花鈴ちゃんは疲れちゃったんだって〜」
「あー、さっきのね」
なっちゃんは私のクラスの女の子。
スポーツ万能な体育委員さんです。
「なつが花鈴の事呼ぶなんてどうしたの」
なっちゃんの本名は須藤夏希。
だからなっちゃんとか、なつって呼ばれてるんです。
「花鈴の事呼んでる人が居るんだけど」
「花鈴の事を呼んでる人⁇」
「そ、でもこの様子じゃ後で来てもらうように言っておくね」
寝てはないので全て会話は聞いてた私は顔を上げると。
「あ、花鈴が起きた。聞いてた話⁇」
「うん、寝てないから聞いてた。誰が呼んでるの⁇」
「花鈴の苦手な人種。ほら」
そう言って教室の入り口を指すなつに続いて視線を向けると。
「……なんで来るのよ」
そこには何か企んでる表情の郁斗と涼哉。
「追い返す⁇」
「……はあ。大丈夫、決着つけてくる」
なつにお礼を言って入り口に行くと、要件を聞き出す。
「ご用件はなんでしょう⁇」