正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜

双子宣言




「あれ、花鈴どうしたの⁇」




……アレ、誰が私を呼んだ声が聞こえる。





「あ、なっちゃん〜‼︎花鈴ちゃんは疲れちゃったんだって〜」




「あー、さっきのね」




なっちゃんは私のクラスの女の子。





スポーツ万能な体育委員さんです。





「なつが花鈴の事呼ぶなんてどうしたの」




なっちゃんの本名は須藤夏希。





だからなっちゃんとか、なつって呼ばれてるんです。





「花鈴の事呼んでる人が居るんだけど」





「花鈴の事を呼んでる人⁇」




「そ、でもこの様子じゃ後で来てもらうように言っておくね」




寝てはないので全て会話は聞いてた私は顔を上げると。





「あ、花鈴が起きた。聞いてた話⁇」




「うん、寝てないから聞いてた。誰が呼んでるの⁇」




「花鈴の苦手な人種。ほら」




そう言って教室の入り口を指すなつに続いて視線を向けると。





「……なんで来るのよ」




そこには何か企んでる表情の郁斗と涼哉。





「追い返す⁇」




「……はあ。大丈夫、決着つけてくる」




なつにお礼を言って入り口に行くと、要件を聞き出す。





「ご用件はなんでしょう⁇」



< 166 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop