正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜



クスリと笑った郁斗さんは。





「電子辞書貸して⁇」




「……電子辞書⁇っていうか、持ってるでしょ⁉︎」




なんか借りに来てるけどさ。





郁斗持ってるよね、知ってるんだけど。





「そろそろ、バラしてあげたら⁇花鈴がこのままじゃ女子達の餌食よ⁇」




後ろから声が聞こえて振り返れば。





クスクスと笑いながら壁に寄りかかる茉莉花。





「花鈴が血祭りに合うのは嫌でしょ⁇」




「「ちょっと、花鈴が血祭りってどういう事よ⁉︎」」




奈々と春奈まで来て、私を郁斗達から守るように立つ。





「え、奈々、春奈⁇」




「ほら、丁度良いじゃない」





茉莉花はタイミングは今よ⁇と言わんばかり。





「奈々、春奈。違うよ⁇」




「大丈夫よ。花鈴の事は渡さないわよ⁉︎」




「心配しないで大丈夫だよ〜花鈴ちゃん」




盛大に勘違いをしてます。




< 167 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop