正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
でも、その事には触れないで2人が着ている衣装に付いて褒めてる。
「……それはどーも。全く嬉しくないけどな」
「…………キャーキャー煩くてやってらんねーよ」
2人ともしっかりと気が付いてるらしく、ウンザリとしながらぼやいていた。
「それは御愁傷様」
「全く感情こもってねー」
「バレた⁇でも似合ってるんだからしょうがないんじゃない⁇」
「カッコいいよ」って言いながらクスクス笑ってる花鈴。
花鈴がサラッと言った「カッコいいよ」に顔を真っ赤にする郁斗と涼哉とかいう奴。
………ムカつく。
花鈴は葵達のものだもん!!!
なんだか、花鈴が取られたみたいで嫌だ。
「花鈴、この人達って⁇」
だから遮るようにして聞いてみた。
本当は知ってるけどね。
「この人があたしの双子の郁斗でコッチの人が涼哉だよ、あーちゃん」
「この人が郁斗くん⁇」
「……そ、そうだよ〜」
笑いをこらえながら答える花鈴をちょっと睨む。
『ごめんごめん』
すると、すぐに術で頭に直接謝ってくる花鈴。
チラリと花鈴を見ると舌を出して謝るジェスチャーをしていた。