正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
そこに現れたのは、花鈴が幼なじみの茉莉花。
別に葵、茉莉花の事は嫌いじゃないぞ。
「あ、茉莉花〜‼︎茉莉花達も来たんだね」
「コッチはコイツ等が元々の目的なのよ」
「……あー、だけど居なかったんだ⁇」
「そうよ、さっき行ったら居なかったんだもの。だから時間を他の人に聞いて来たってワケ」
茉莉花と花鈴はニコニコと楽しそうに話してるけど。
あたしの後ろにいる郁斗達はすっごく不機嫌。
まあ、そうだよね。そうなるよね。
散々花鈴に焦らされて、挑発されてたのに良いタイミングで茉莉花が来たもんね。
葵だったら絶対に嫌だもん。
「あ、そうだ。一緒の席にして貰う⁇」
「あら、良いわね。郁斗、花鈴達と同じ席にして良いかしら⁇」
「……いいよ⁇4人席に「6人よ⁇私が1人な訳ないでしょう」」
郁斗を遮るように言う茉莉花はまるで女王様みたい。
「……は⁇」
「コッチも私の他に2人居るの。3人でまわってるんだから」
茉莉花はまるで当たり前でしょう⁇とでも言ってるようだ。
きっと、いつもこんな感じなんだろうな、茉莉花って。