正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「じゃあ、その2人は⁇」
何処にも居ないけど⁇と聞く涼哉に笑いながら軽く返す茉莉花。
「手洗って来るって。そろそろ戻って来ると思うわよ⁇」
「……じゃあ、6人席に移動しようか。」
郁斗の案内で少し奥の仕切られてる感じのスペースに来る。
「ここだとあの子達分かるかしら」
「……ぼくが呼んでくる」
茉莉花に静かに葉が返すと席を立つ。
「それじゃ、お願いするわ」
「……分かった」
葉もちゃんと動いてくれてるし。
「……それにしても、あんた達」
「何だよ⁇」
「何かな⁇」
「何でそんなに機嫌悪いのよ⁇」
ズバッと聞く茉莉花。
「……それは花鈴が中々言わねえから」
「言わない⁇」
何を⁇と言う表情で花鈴を見る茉莉花。
「茉莉花‼︎ちょっと来て‼︎」
慌てたように茉莉花を端っこまで引っ張って何かを話す花鈴。
それをのんびりと眺めながら葵は郁斗を凝視する。
「……何か俺についてる⁇」