正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
種明かしと火種
ーー花鈴sideーー
「……あ‼︎来た〜!!!」
葵が声を上げる。
「遅〜い!!!」
後ろを振り返ると葉が2人を連れて戻って来てたみたいです。
「……ごめん、遅くなった」
「もしかしてとは思ったけど、本当に花鈴ちゃん達までいるとはね〜」
「で、私達がいなかった間にこの人達は分かったんですか⁇」
桜と鈴がニヤニヤしながら聞いくる。
「わかると思う⁇」
葵の呆れたような返答に。
「郁斗には分かって欲しかったわ」
「……分かった花鈴が凄い」
葵と葉は置いといて、桜と鈴は郁斗が主人なのに随分と酷い事を言ってます。
「ほら、桜達それくらいにしたら⁇」
「バラした時に郁斗が傷つくわよ⁇」
私は苦笑いで、茉莉花はニヤニヤ笑いながら桜達を止める。
そして、郁斗達を見ると理解出来てないみたいでポカーンとしてる。
「あれ、ここまで言われて分からないの⁇お兄ちゃん⁇」
郁斗を思いっきり煽ってみるけど。
「……は⁇」
………うん、全くダメだね。