正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「最後にもう一回だけ郁斗にチャンスをあげる」
「はあ??何だよチャンスって」
意味が分からないという顔の郁斗に。
「この子達が誰か本当に分からない??」
葵達を郁斗の前に出して聞く。
「いや、知らねえから」
即答した郁斗さん。
「……だって、どうする⁇」
葵達に聞くとやれやれと首を振っていて。
「うん、正解を言っていいと思う」
葵達は呆れてしまったようです。
「じゃ、郁斗にわかる姿に戻ってあげてくださいな」
私が言うと、葵達は『ポンッ!』と音を立てて獣の姿に戻った。
それを見た郁斗と涼哉は。
「「は、はい!?」」
「中学生の子達の正体は葵達でした〜!!」
あら、驚きすぎてポカーンとしてます。
「何で郁斗は気が付かなかったんですか」
「郁斗なら、気づいてくれると思ってたのに!!」
桜と鈴にぺしぺしと尻尾で叩かれてる郁斗さん。
「……いや、普通分からないだろ」
涼哉は寧ろ何で分かると思ってるんだ??と言いたげな表情。