正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「「郁斗は分かって当然なの!!!」」
「……妖気も神気も何も感じなかったから分かんなかったぜ」
どこか納得したように言う郁斗。
「それに、鈴達が中学生くらいの姿に化けれるなんて思ってなかったし」
「それは何でも私達の霊力によるみたい」
郁斗にさっき私も葵に教えて貰ったことを話す。
「なるほどな〜修行の成果は出てる訳か。それにしても鈴達、霊力隠すの上手くなったな」
ケラケラと笑いながら言う郁斗に。
「………それとこれとは話が別なんです」
膨れっ面な桜。
「それでも花鈴は分かってたもん」
未だにぺしぺしと叩く鈴。
「………え。花鈴、お前分かったの??」
「え、ああ。まあね」
「花鈴なんか葵達の事見て直ぐに気付いたぞ!!」
「かりんちゃん直ぐに分かった」
葵と葉が嬉しそうに郁斗に言ってるのを見て。
相当悲しかったみたいで鈴達は郁斗に八つ当たりをし始めました。
「ちょ、鈴!いてッ痛いって!!」
「郁斗の馬鹿馬鹿馬鹿!!!」
尻尾でかなり激しく叩くのに加え、猫パンチまで繰り出してる鈴。