正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
序章
双子の日常
ーーーーーチュンチュンチュン。
春の暖かい柔らかな日差しの中。
「ふわぁ……。ね、眠いよぉ〜」
「眠いのは分かったから‼もう、遅刻しちゃうでしょ⁉」
あたしは朝から怒られております。
だって、こんなにあったかいんだよ⁉
眠くなるに決まってるじゃない‼
「………花鈴はそれだけじゃないでしょ」
「ふぅぅぅ〜……」
「……で、昨日は一体何時に帰って来たわけ⁇」
「ふあぁぁ……。んーとねぇ〜……確か、3時くらいか、かなぁぁ……」
「昨日はそこそこだったのね。……でも、話しながらあくびするのは辞めなさい」
「ご、ごめんなさい。……で、でも……出ちゃうんだよ〜」
「はぁ………。まったくしょうがないんだから」
「えへへ、ゴメンね茉莉花」