正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「花鈴、葵もそれは感じてるぞ」
「僕も、分かる」
葵と葉も感じてるモノ。
「一体、何だ??」
郁斗と顔を見合わせる。
この文化祭でずっと感じてる違和感。
それは何処か不安になるもので。
何だかこれから不吉な事が起こりそうな予感がする。
とてつもなく嫌な予感がするのは、どうして??
「とりあえず、今日はあと少しだからいいとして。問題は明日だな」
郁斗と頷きあっていると。
「……そう言えば、五十嵐は??」
茉莉花に言われて気がつく。
「あれ、涼哉も連れてきたよね??」
「アイツどこ行った!?」
すると。
「涼哉さんなら彼方で電話されてますよ」
桜が指す方を見ると何やら電話をしてるけど焦ってる様子。
暫く3人で眺めていると電話を終わらせてこちらに戻ってきた。
「涼哉、どうしたんだ??」
「クラスの奴らが戻ってこいって」
何でも涼哉と郁斗が居ないのに女の子達が有り得ないくらい来て。
残ってる人達じゃとても収集が付かないんだそうです。
「じゃ、あたし達はのんびり残り時間楽しもうかしら」
「だね〜。それじゃあ2人共頑張ってね」
ひらりと手を振る。
「あ、郁斗」
「何だよ??」
「郁斗のクラスの学級委員さんにお礼言っといて」
「はあ??何でだよ」
「郁斗達借りる時にOKくれたの、彼だから。だからお願いねー」
それだけ言って葵達4匹を連れて行く。