正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「今日は彼奴らと回るのよね」
茉莉花が私達の会話を聞いていた様で。
「彼奴ら⁇誰、誰⁉︎」
「ふふふ、いわゆる王子様達⁇」
何を面白がってるの茉莉花は。
「あたしと、花鈴とそいつらの4人で回るの」
なんて軽く言ってくれちゃってますけど茉莉花さん。
この後困るのは私なんですよ〜⁇
「誰よ、花鈴‼︎教えなさいよ〜!!!」
ほらやっぱりきた。
「うーん、教えても良いけど、その前に残りの時間頑張ろ⁇」
時計を見て奈々に告げる。
「えー、まだ良いじゃん」
「そういう訳にもいかないでしょう⁇」
「そうだよ〜。奈々、あと少しだから頑張ろ〜⁇」
私と春奈に言われて渋々といった感じで立ち上がる。
「さて、残り時間は少しだし。張り切ってやるわよ!!!」
茉莉花のなんとも気合いの入った声に。
「「「はーい!!!」」」
私達3人は返事をしたのでした。
残り時間が少ないというのもあり。
それからは本当にあっという間で。
気が付いたらシフトの時間は終わっていたのでした。
それに気が付いたのはある人達が来たからなんだけど。