正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
私と茉莉花が付いていたお客さんをゴールさせて見送って入り口に戻ると。
「花鈴、茉莉花お疲れ様〜。交代して良いよ⁇」
次のシフトの子達と話してた奈々達に言われました。
「うん、そうだね。というか奈々は行かなくていいの⁇」
奈々、彼氏さんとまわるって言ってませんでした⁇
「それは大丈夫‼︎『教室に迎えに行くからそれまでは絶対に動くな』って言われた」
それはまた、随分な事で。
「愛されてますね〜⁇奈々ちゃん⁇」
「うるさいっ!!!」
ニヤニヤと笑う茉莉花を軽く叩く奈々。
「まあまあ、2人とも落ち着いて〜⁇」
春奈がのんびりと仲裁に入って。
「でも、茉莉花ちゃんと花鈴ちゃんは行かなくていいの〜⁇」
「そうそう、あんた達は行かなくていいわけ⁇」
奈々は春奈に便乗してきた様で突然ニヤニヤとして聞いてきまた。
「ああ、それなら心配ないわ」
茉莉花は廊下に目を向ける。
「だって、もう迎えに来てるもの」
茉莉花の目線の先を追うとそこには。
王子様モード⁇な郁斗と涼哉さんが歩いて来てました。