正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「花鈴達、王子達とまわるの⁉︎」
「あー、うん。私には王子って言うか、兄だけど。そうだよ」
「後で色々聞かせてね!!!」
興奮気味のなっちゃんに曖昧に笑う。
「花鈴達借りて行くね⁇」
「あ、は、はいい!!!どーぞどーぞ‼︎」
郁斗に話しかけられてポーッとしてるなっちゃんに苦笑いで私達は教室を出る。
「あー疲れた。やっと全部仕事が終わったんだから思いっきり遊ぶわよ!!!」
先頭を切って廊下を歩く茉莉花が高らかに宣言する。
「で、何処からまわる⁇」
「そんなの決まってるでしょ‼︎」
郁斗の問いかけに茉莉花がノリノリで即答した場所。
それは。
【おばけ屋敷】
待機場所となってる教室に行くと、結構な人数が居た。
「結構混んでるね」
「そりゃ、人気だからな」
「え、人気なの⁉︎おばけ屋敷が⁇」
「この学校の文化祭のおばけ屋敷ってかなり怖いって有名だぞ⁇」
郁斗になんでそれを知らないんだって顔をされながら説明されました。
いや、だって知らなかったしそんな事。