正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「……えっ⁉︎ま、まだ行くの⁉︎」
「行くに決まってんでしょ‼︎おばけ屋敷」
尻込みする私をグイグイと引っ張って行く茉莉花に半泣きになって抗議するけど。
女王様な茉莉花が聞いてくれるはずもなくて。
もう一つのクラスに連行されてしまった。
もう一つのクラスに着くと、そこも結構混んでいたけど茉莉花は御構い無しにそこに並んで。
「さっきと同じペアね♡」
にっこりと笑顔の茉莉花は反論は認めないと言ってるようで。
「……しょうがねぇな。分かったよ」
涼哉は溜め息を吐いて茉莉花に承諾し。
「花鈴、これ出たらアイス奢ってやるから耐えろ」
郁斗は私の様子を見てそう言ってくれた。
「……ううう、分かったよ………」
「よろしい♪」
私が渋々頷くとご満悦な様子の茉莉花。
もう良いですよ、茉莉花が楽しそうならそれで。
女王様なのはいつもの事だしね。