正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「そろそろ別行動にしましょ。元々花鈴と五十嵐で回る予定だったんだし」
「そうだな、今日は昨日感じた違和感もないし」
茉莉花と郁斗はそう言ったかと思うと。
「じゃ、何かあったら連絡しろよ花鈴」
「そっちはそっちで楽しんで」
ひらりと手を振って茉莉花と郁斗は人ごみに紛れていった。
ちょっと、突然過ぎるよ〜‼︎
ちらりと涼哉を見るといたって平然としていて。
私だけが慌ててる。
だって、突然過ぎるんだもん‼︎
今から2人でって、もう夕方だよ⁉︎
何処も終わりって感じじゃん‼︎
「花鈴、行くぞ」
「へ、行くって、何処に⁇」
「花鈴の喜ぶ所」
フッと笑った涼哉は私の手を取って歩き出す。
そして、涼哉に連れてこられたのは、屋台が並ぶブース。