正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜

『花鈴、このままだともっと酷くなるぞ』




『酷くなるのはいつもの事じゃん』




『まあな。でも今日は酷くなるとヤバイよな』




『何かあったのは一目瞭然だもんね』




『ああ。何処かで中断させないと』




『かなり気が進まないけどね』





『……ああ。できる事ならやりたくない』




郁斗とアイコンタクトで会話をしつつお母さん達の会話を止めるタイミングを伺う。






丁度、会話が途切れそうな、ひと段落しそうな感じなお母さん達の会話。





あたしの様子をみて気が付いた郁斗と連携してある事をし始める。





「郁斗ぉ〜、人参あげる♪」




「じゃあ、花鈴にはトマトやるよ♪」




「はい、郁斗。あ〜ん」




「花鈴もあ〜ん」




「お前ら何やってるんだよ……」




「2人ともやめなさい」




………お、終わった。




お母さん達に止められたあたし達はお互いに食べさせあってる状態。





「「………(今日は早かった)」」