正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜

「………やっぱりそうなのね」




「やっぱりってどうゆうこと⁇」




「冬夜からも聞いたんだけど、今あの地域一帯にとてつもない量の強烈な邪気がいたるところに漂ってるの」




「………あの辺だけなのか⁇」




「ええ。だから貴方達2人には学校だけじゃなくてその周辺も見回りと邪気の浄化をやって貰うわ」




「「分かった」」




話はコレで終わりかと思ったら。





「それに花鈴、気を付けるのよ」




「………え、なんで⁇」




「何か嫌な予感が凄くするのよ。郁斗、花鈴をしっかり守るのよ」




「言われなくてもそのつもりだって」




……お母さんの勘は凄く当たる。





普段はそんなでも無いけど、陰陽師としての勘は途轍もない事をあたしは知ってる。





だから余計に不安になるんだ。





あたしは良いとしても、郁斗に何かあったらどうしようっていつも考えてしまう。





「花鈴、変装はもし何かあったなら直ぐに取りなさい」




「………はい」




「こっちである程度は原因を調べておくけど、郁斗達も自分達で調べなさい」




「何か分かったら直ぐに必ず連絡するか、話せよ」




「「了解しました」」