正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
壱章

朝の大騒動




ーーー次の日。





「ラン♪ララン♪ラッララン〜♪♪」




「………朝から元気ね〜」




お母さんに感心されながらあたしは鼻歌を歌いつつお弁当を作る。





「………コレで、完っ成♪」




作り終わったお弁当を持ってリビングに行くと。





「花鈴、俺の弁当は⁇」




「はい、コレが郁斗のお弁当〜」




丁度2階から降りて来た郁斗にお弁当を渡す。





「サンキュ」




「残さないで食べてね⁇」




お礼を言って来た郁斗に忠告をしてあたしは玄関へ。





あたし達はバレない様に朝はバラバラに行ってるんです。





あたしが基本的に早く家を出る事になってるの。





茉莉花と一緒に行ってるっていうのもあるけど。





お弁当の関係であたしの方が支度をするのが早いからっていうのも理由の一つ。





「いってきまーす」




「「いってらっしゃーい」」




お母さんと郁斗に見送られてあたしは家を出る。




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