正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜



「と言うか学校着いたけど大丈夫⁇花鈴」




茉莉花に言われて気が付きました。





私達はいつの間にか学校に着いていたということに。





………さて、今日も一日バレないように目立たないように頑張ります‼





密かに心の中で気合いを入れていると。





「ボーッとしてないで行くわよ」




「………へ⁇あ、ごめん」




「アノ人が来る前に教室行かないと巻き込まれちゃうわよ⁇」




「え、それは困る‼早く教室行こ〜‼」




あ、茉莉花が言う『アノ人』って一体誰の事かと言うとですね。





私の片割れである郁斗の事です。





なんで、茉莉花が郁斗を学校でアノ人って言ってるのかというと。





前にご説明した通り、郁斗は【重度のシスコン】というのを除けば完璧人間なんですね。





そして、あの容姿。






………まあ、女の子が放って置くわけがないわけです。





なので、そんな子達に私達が郁斗の事を話してるとバレると色々と面倒くさいので。





茉莉花も郁斗をアノ人って言ってバレないようにしてるのです。




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