正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
教室で私達はさっき茉莉花が言ってくれた通りに対策を考えていると。
ーーキーンコーンカーン〜………
「あら予鈴じゃない。まだ来てないわね」
「そうだねー。どうした『キャー‼郁斗様ぁーー‼』」
「あ、来たみたいね」
「そ、そうだねー………」
凄い歓声と共に、やって来た2人の男の子と取り囲む女の子達の大集団。
ええ、私の片割れです。
もう一人の男の子は郁斗と仲の良い人じゃなかったかな⁇
あんまり他人に興味がないから多分だけどね。
いつもは1番奥にある私達の教室までなんて来ないのに、今日はコッチまで来たようです。
その証拠にどんどん大きくなっていく女の子達の歓声。
「なんかコッチまで来てるのは気のせいかなぁ………⁇」
「気のせいじゃないわよ……何よその顔」
「え、だって嫌な予感するんだもん‼3組には来ないよね⁉︎」
「さあねぇ。でも、まさか来ないでしょ。それに来たとしてもあんたに用事で来るわけじゃないんだから大丈夫でしょ」