正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「それにしても花鈴。何でそんなに顔が真っ青なの⁇」
「花鈴ちゃん体調悪いの〜⁇大丈夫⁇」
荒々しく鞄を置いた奈々といつの間にか着替え終わっている春奈に心配されてしまいました。
「体調が悪いわけじゃないんだけどね」
「あの集団よ。と言うかアレを作ってる元凶が苦手なのよこの子」
茉莉花が上手い具合に説明してくれた。
「あー、花鈴目立つの嫌いだもんね〜」
納得‼といったように頷く奈々。
「花鈴ちゃん苦手だもんねぇ。それは顔も真っ青になるよ〜」
春奈はのんびりと私の頭を撫でてくれてます。
すると、教室の前のドア辺りが煩くなったような。
そして、次の瞬間。
「このクラスだよね、3組って」
「そうだな。じゃあいるかな⁇」
「いるんじゃない⁇流石にこの時間じゃ」
そんな会話をしながら3組を覗く2人の男の子が。