正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「げっ、何よ花鈴の言う通りホントに来たんですけど」
「あいつらがいるから朝からとんでもない目にあった‼」
「2人とも落ち着いて〜。それよりも花鈴ちゃんがとっても震えてるから〜」
春奈の言うと通り今の私の身体はガタガタと震えてます。
いや、もう嫌な予感ってすごくよく当たるんだけど‼︎
「花鈴、落ち着きなさい。とりあえず、奈々も春奈も手伝って」
「はーい‼」
「茉莉花、何すればいいの⁇」
「2人とも花鈴の前に立って花鈴の事をあいつらに見えない様にしてちょうだい」
茉莉花の指示に従って私を隠してくれる奈々と春奈。
私が隠れた瞬間。
「なー、このクラスに高階花鈴って子いない⁇」
………!?
何で私の名前が呼ばれてるの⁇
「花鈴ちゃん大丈夫だよー」
「花鈴、大丈夫だから。ゆっくり深呼吸しな」
私が焦り出したのが分かったのか。
春奈はギュッと抱きしめてくれて、奈々は頭をポンポンと一定のリズムで撫でてくれた。