正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
どうにかギリギリで着いた学校。
「はぁー‼良かった、良かった‼本当に遅刻するかと思ったわ」
「………ふわぁ〜。……ふぇ⁇」
「………」
何故でしょうか。あたしはとても冷たい目で茉莉花に見られています。
ただ、欠伸が出ちゃってちょっと茉莉花の話を聞いてなかっただけなのに。
「………はあ。とりあえず、教室行くわよ花鈴」
「ふぁ〜い」
「………………」
呆れられたような視線を茉莉花に向けられながら教室に向かう。
あ、言ってなかったですね。
あたしと茉莉花は同じクラスなんです。
1-3があたしと茉莉花のクラス。
1-3は階段を4階まで上がって、さらにその1番奥の教室なのです。
「………ふわぁぁ〜。眠い時にクラスに行くのは辛いよぉ」
「あたしは何時でも辛いわよ」
「茉莉花、お婆さんみたいだよ⁇」
「……ん?なにかしら⁇」
「……ィ、イエ。ナンデモゴサイマセン」