正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜

そして、待つ事数十分。





「んー、遅いわね。いつもならもう来てるはずよね」




「何かあったのかな⁇連絡はしたんだけどなぁ」




「そうね。しょうがない、あたしが電話してあげる」




そう言うと電話をかけ始める茉莉花。





誰にかけているのかというと、郁斗です。





連絡をいつもの様に入れたのに、10分待っても来ないので、電話をかけてます。





「………あ、繋がった。もしもし、郁斗⁇あんた何やってるのよ」




「………はあ⁉︎そんなの何とかして来なさいよ‼」




「え、………分かったわ。こっちで行けばいいんでしょ⁉︎」




「………じゃ、しばらく待っててくれるかしら」




「………ハイハイ、分かってるわよ。……じゃあね」




通話を終えて、茉莉花は大きなため息を吐いた。




「どうしたの⁇大丈夫だった⁇」




「あいつは無事よ。でも、やっかいなのが居てね……ちょっと今日は一緒にはいけなさそうみたいなのよ」




「そっか………よかった無事で〜」




「そんな訳で取り敢えず、そのまま屋上に行くわよ」




「はーい」