正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜



そして、茉莉花と屋上に行くと変装を解いて仕事モードへ。





「茉莉花、メガネとヘアゴム持っててくれない⁇」




「もちろん」




「お願いね。……ふぅ。やっぱりこっちの方が楽なんだよね〜」




「それ、あいつが聞いたらまた拗ねるわよ⁇」




「あはは、確かに。………さてと、やりますか」




茉莉花が離れたのを確認して意識を集中させる。





今日からは学校の周辺もだから、もう少し広げて見ないと。





意識の集中を高めて、私の霊気で作った網を広げていくと。





ーーゾワッッ!!!





「………⁉︎な、何この妖気‼」




「……花鈴⁇」




「茉莉花ごめん、もう少し離れてて⁇」




「え、ええ」




さっきよりも茉莉花が離れたのを確認して印を組む。





「取り敢えず、敷地内にある邪気を先に祓わないと」




いつもと同じように唱えて柏手を打つと圧迫するような息苦しさは無くなった。




「………終わったの⁇」




「……まだだよ。もう少し」




また意識を集中させて周囲に網を張ると同じところに感じるとてつもない妖気。





大きく深呼吸をして呼吸を整えると。




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