正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜



「そうね。って花鈴その格好で教室は行かない方が良いかもしれないわ」




「え、なんで⁇」




いつもはこのまま教室戻って鞄持って帰るのに。





今日は屋上に変装したまま行くってことから可笑しかったけどさ。





「郁斗よ。あいつ、五十嵐にずっと捕まってるんですって」




「………五十嵐くん⁇」




んー、どっかで聞いたような名前だなぁ。





「………朝、花鈴のキーホルダー届けてくれたでしょう⁇」




茉莉花に言われて思い出す。





「あ、朝の………って、ええええ⁉︎」




そういえば、郁斗も朝一緒に五十嵐くんと居たような⁇





「あいつら教室に居るのよ。さっき通った時に確認したわ」




茉莉花の様子からしてまだ五十嵐くんに腹を立ててるみたいです。





「あー、確かにそれじゃあ、このままじゃダメだね。もう一回変装し直そうか⁇」




「そうしたらこっちの花鈴と帰れないじゃない‼楽しみなんだから変装してない花鈴と帰るの‼」




「………はい。じゃあ、変装しません」




「よし‼花鈴校門のとこで待ってて‼姿隠せるわよね⁇」




< 49 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop