正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「そうね。って花鈴その格好で教室は行かない方が良いかもしれないわ」
「え、なんで⁇」
いつもはこのまま教室戻って鞄持って帰るのに。
今日は屋上に変装したまま行くってことから可笑しかったけどさ。
「郁斗よ。あいつ、五十嵐にずっと捕まってるんですって」
「………五十嵐くん⁇」
んー、どっかで聞いたような名前だなぁ。
「………朝、花鈴のキーホルダー届けてくれたでしょう⁇」
茉莉花に言われて思い出す。
「あ、朝の………って、ええええ⁉︎」
そういえば、郁斗も朝一緒に五十嵐くんと居たような⁇
「あいつら教室に居るのよ。さっき通った時に確認したわ」
茉莉花の様子からしてまだ五十嵐くんに腹を立ててるみたいです。
「あー、確かにそれじゃあ、このままじゃダメだね。もう一回変装し直そうか⁇」
「そうしたらこっちの花鈴と帰れないじゃない‼楽しみなんだから変装してない花鈴と帰るの‼」
「………はい。じゃあ、変装しません」
「よし‼花鈴校門のとこで待ってて‼姿隠せるわよね⁇」