正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
……どういう事かしら⁇
「………意味がわからないんだけど」
「もう夕方だし危ないから送ってくよって言ってんの。分かる⁇」
「分かりたくもないし、分かっても丁寧にお断りするわ」
「どうせ、校門のとこで待ってる子も女の子なんだろ⁇」
「そうだけど……って絶対にダメよ‼あんたになんか送られたくないわ!!!」
「俺だけじゃねーよ⁇」
「………は⁇あんただけじゃない⁇」
「そ。こいつも居るんだからいいだろ⁇」
「郁斗もって事⁇………ダメよ‼絶対に無理」
五十嵐が居るなんてありえない。
今の花鈴は変装してないんだから絶対に無理よ。
そう考えて、こいつを無視して行くことにしたわ。
「………っておい‼無視かよ」
「茉莉花の事は放っておいたら⁇高階さん居ないと駄目だろうし」
サラッと酷い事言ってるわね郁斗。
別にいいけど、後で花鈴に言っとくから。
「ま、勝手に後ついてきゃいっか。どうせ校門までは一緒なんだし」
裏も裏で超俺様って感じね。
よく王子様なんて演じられるわねコイツ。
とにかく早く行って花鈴に変装して貰わないと。
待っててね、花鈴‼