正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
そう言うと苦笑いを浮かべる茉莉花。
そして小声で教えてくれたのですが。
「後ろの方に郁斗と五十嵐が居るのよ」
「………⁇それがどうしたの⁇」
「……なんか知らないけど、あたし達の事を送るって言ってきてるのよ」
「別に良いんじゃない⁇」
「………はあ。本当に天然なんだから」
「別にあたしはいいよ⁇上手いこと避ければ良いだけだし」
そう言うと、渋々といった感じで茉莉花も納得したよう。
「……分かったわ。花鈴がいいって言うならあたしも良いわよ」
すると。
「話は纏まったの⁇茉莉花」
「……ええ。癪だけど、花鈴の事もあるからこいつの言う通り送られてやるわよ」
「そっか。じゃあ帰ろうか⁇」
こうしてなんとも言えない奇妙な4人で帰る事になったのでした。