正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜



「アレなら大丈夫‼︎」




「でも、その姿じゃチカラが全く出せないんじゃないの⁇」




「ふふ、それは中2までの話。今はお母さんも知らないだろうけどね」




「茉莉花は五十嵐くんの近くに居てね⁇」




………うわぁ、どんどん増える。





これは早いとこ調伏した方が良いね。





郁斗を見ると目が合う。





アイコンタクトで私が何をするのか分かったみたいで頷いてくれた。





郁斗に茉莉花と五十嵐くんを任せる事にした。





「我が霊力よ、この2人を守り給え」




郁斗がそう呟くと茉莉花達の周りに結界が張られる。





………これで茉莉花達は平気ね。





郁斗が結界を張ったことによって邪鬼達も郁斗の方に寄っていく。





「姿を忘れた者よ。あちらの世界に還り給え、汚れた霊を祓え。…………滅」




茉莉花達には聞こえない様に呟くと邪鬼達が消滅していく。





最後の邪鬼が消えるのを確認して郁斗が静かに結界を解く。





「………これで良し」




< 59 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop