正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
《お前の事も話すんだぞ⁇良いのか⁇》
《いや、だって今朝。五十嵐くんに『これから覚悟してね』って言われました》
《………はあ⁇そんな事言ったのかよ、コイツ⁉︎》
《うん。それにこうなった以上、隠し通す自信がないといいますか》
《隠し通す自信が無いって、オイ》
《だって、仕事しながらよ⁇私は茉莉花が知ってるからまだアレだけど……》
《だけど⁇》
《郁斗の近くには、知ってる人が居ないでしょ⁇》
《確かに居ないけど俺は大丈夫だぞ⁇》
《郁斗は平気でも、私はクラス違うし色々と大変なんだよ⁇》
《そういう問題なのか⁇》
《うん。だって仕事しながら、郁斗と双子って事も隠さなきゃいけないんだもん》
《……まあ、中学とは全然違うし今の方が隠すの色々と大変そうだな》
《だから良いの‼︎ちょっとは協力者じゃないけど。居た方が気持ち的に楽だから》
《……分かった。コイツは裏表あるけど、信用出来る奴だから》
《そっか。なら、私は良いよ……って、え?裏あるの⁇》
《アレ、お前気付いてなかったのか⁇》
《え、知らない、知らない‼︎》
《アイツ、普段は猫被ってんの。なんかそっちの方が色々と楽らしいぞ》
《………へぇ〜。色々あるんだね〜‼︎》
驚きの新事実もありましたが、私達で結論が出たので。
「……涼哉、あのな……」
郁斗が五十嵐くんに話しかけた時。
「……あ、郁斗に花鈴じゃない。茉莉花ちゃんまで‼︎久しぶりね、茉莉花ちゃん‼︎」