正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「……か、母さん」
ポツリと呟いた郁斗の顔は驚いていた。
でも、私にはそんなのを気にしてる余裕は無かった。
……ちょっとおおお⁉︎
お母さん、私の名前まで呼んでませんでしたか⁉︎
いや、まあ、これから話そうとは思ってたけどさ!!!
てか、今日は遅くなるんじゃなかったの⁉︎
「今日は遅くなるって言ってたよな⁇」
郁斗が聞くと、お母さんはケラケラと笑ってとんでも無い事を言った。
「それが、お昼には終わっちゃったんだもの♪」
な、なんなんでしょうか。
「あ、今日の夕飯は花鈴そういうわけだから大丈夫よ♪」
……あ、そうですか。
ってそれどころじゃないからね⁉︎
とりあえず、コクコクと頷いておく。
そして、更に追い討ちをかけてきた。
「あら、花鈴今日はそっちなのね。あたし的にはそっちよりも素の方が良いけどね」
「か、母さん⁉︎」
慌てる郁斗。
「あ、そうだ‼︎良かったら、茉莉花ちゃんとそこの男の子も一緒に夕食、食べて行かない⁇」