正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「あ、まだ言ってなかったわ。花鈴も郁斗もおかえりなさい」
「「ただいま……」」
私も郁斗も諦めた。
駄目だ、完全にこの人、忘れてる。
「因みに今日の夕飯は2人の大好物のクリームシチューよ♪」
お母さんはそう言うと。
「さて、作らなくちゃ♪」
と家に入ってしまった。
……言いたい事だけ言って逃げたな〜‼︎
「………せ、せっかく郁斗が話だそうとしてたのに」
「全部ぶち壊していきやがった………」
私達はガックリと膝をつく。
私達のやり取りを見ていた五十嵐くんはと言うと。
「………お前ら2人ってもしかして兄弟⁇」
……バ、バレた。
私達が隠して来た秘密に気付いた様です。
まあ、お母さんにああやって言われてたら分かるよね、普通。
ああ、遂に高階花鈴、隠してた事が学校の王子様にバレてしまいました……。