正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
「……あ、ああ……」
「この子達はあたし初めて見るわ……」
「茉莉花は1回葵にはあった事あるよ⁇」
桜が先頭で部屋に案内しながら後ろにいる茉莉花に教える。
「え、無いわよ‼︎」
「確かにコッチでは無いだろうけど。葵、後ろにいるお姉さん見た事あるよね⁇」
「うん、葵この人見た事あるぞ」
葵に聞くと、すぐさまそう答えてくれる。
「花鈴とりあえず俺の部屋で良いよな⁇」
「うん、良いよ〜」
郁斗の部屋に行き私は一旦2人を降ろす。
「飲み物持ってくるね」
そう声を掛けて部屋を出る。
リビングに行くとお母さんと女の人がクリームシチューを作っていた。
「あら、花鈴様。どうなされました⁇」
「飲み物を持って行こうと思って」
「そうですか、ちょっとお待ち下さいね」
そう言って人数分用意してくれた。
「ありがとうございます、紅葉(くれは)さん」