正反対な2人〜双子は最強陰陽師〜
……あれ、口調が変わってる。
「俺が言ったんだよ。花鈴には話してあるから素でいいって」
「私は元々気付いてたから」
茉莉花は知ってたんだね……。
しかし、本当に裏があったんだ。
「話を戻して。涼哉の知りたい事はそこからだな。俺と花鈴は双子」
「郁斗は双子の兄で私が双子の妹です」
そう言えば、頷かれ納得してる様です。
「郁斗が兄だよな。コレで弟って言われたら驚くぜ」
「それと、花鈴は今の姿は変装してるんだよ。本来がコレじゃない」
「まあ、コイツと双子ってのを隠すんだからそうだよな」
私はみんなの視線を浴びながら変装を解いていく。
結んでいた髪を解いて、伊達眼鏡を外す。
「……コレが、本当の高階花鈴よ。可愛いでしょ⁇」
そう言って自慢気に笑ってるのは何故か茉莉花。
「そんなに学校と変わらないと思うけど。コッチでは初めましてかな⁇五十嵐くん」